Lark Base(旧Feishu)をプロジェクト管理に使う:無料で使えるNotion代替ツールの評価
本ページはプロモーションが含まれています
Lark Base(ByteDance製)をプロジェクト管理に活用する実践評価。Notionとの機能・価格比較と、PMが実際に使う際のセットアップ方法を解説。
Lark(ラーク)はByteDance(TikTokの親会社)が開発するコラボレーションツールで、アジア圏を中心に急速に普及している。Feishuの国際版として2021年にリリースされ、2024〜2025年にかけて機能が大幅に強化された。
特にLark Baseというデータベース機能はNotionに非常に近く、無料プランの制限が少ないため「Notionの代替」として評価が高まっている。
Larkとは:コンセプトと構成
LarkはSlack・Zoom・Notionを1つに統合したようなオールインワンのコラボレーションプラットフォームだ。
主要機能:
- Lark Messenger:Slackライクなチャット
- Lark Meetings:Zoomライクなビデオ会議
- Lark Docs:Google Docsライクな文書作成
- Lark Base:Notionライクなデータベース
- Lark Calendar:Google Calendarライクなカレンダー
- Lark Flow:ノーコードワークフロー自動化
Lark BaseとNotionの比較
| 項目 | Lark Base | Notion |
|---|---|---|
| 無料プランの制限 | ほぼ制限なし | ゲスト5人まで |
| ビューの種類 | グリッド・カンバン・ガント・カレンダー・ギャラリー・フォーム・タイムライン | ほぼ同様 |
| Relation / Rollup | あり | あり |
| Formula | あり(より強力) | あり |
| 自動化 | Lark Flowで強力 | 基本的な自動化のみ |
| AI機能 | Lark AIが統合 | Notion AI(+$10) |
| 日本語サポート | あり(改善中) | 良好 |
| 価格(無料超) | $12/ユーザー/月〜 | $10/ユーザー/月〜 |
PMが使うLark Baseの設定手順
Step 1:ワークスペースの作成 lark.comでアカウントを作成。会社用メールアドレスでサインアップすると、自動でワークスペースが作成される。
Step 2:チームの招待 「メンバー」から招待リンクを送付。無料プランでは最大50ユーザーまで招待可能。
Step 3:Lark Baseでプロジェクト管理DBを作成
Notionと同様に、以下のデータベースを作成する:
1. プロジェクト一覧
- プロジェクト名(タイトル)
- ステータス(Select)
- PM(Person)
- 開始日・終了日(Date)
2. タスク管理
- タスク名(タイトル)
- プロジェクト(Relation)
- 担当者(Person)
- 優先度(Select)
- 期限(Date)
- ステータス(Select)
Step 4:ガントビューで進捗可視化 タスク管理DBをガントビューに切り替えると、期限日をもとにガントチャートが自動生成される。Notionのガントビューより直感的で、ドラッグで期間変更もできる。
Lark Flowによる自動化
Lark FlowはLarkの自動化ツールで、Zapierに近い感覚でワークフローを作れる。
PM向けの自動化例:
例1:タスク期限3日前にSlack(Lark Messenger)で通知
トリガー:タスクの期限が3日後になった
アクション:担当者にLark Messengerでリマインド送信
例2:ステータスが「完了」になったらSlack通知
トリガー:Lark BaseのタスクステータスがDoneに変更
アクション:#project-updateチャンネルに自動投稿
例3:毎週月曜に週次レポートを自動生成
トリガー:毎週月曜 AM9:00
アクション:Lark BaseのデータをLark AIで要約してDocに自動保存
実際に使ってみた感想
良い点:
- 無料プランの制限が実質ほとんどない(個人・小規模チームは無料で十分)
- ガントビューが使いやすい
- Lark FlowによるNoCode自動化が強力
- チャット・カレンダー・DB・ビデオ会議が1ツールで完結する
気になる点:
- 日本語のドキュメント・サポートがまだ不十分
- UIの日本語化が一部不完全
- 中国系サービスへのデータ保管に懸念を持つ企業も存在する(データセンターはUS/EUも選択可能)
- Notionに比べてコミュニティ・テンプレート共有が少ない
どんなチームに向いているか
Larkが向いているチーム:
- 無料で使い続けたい少人数チーム
- Notion・Slack・Zoomを別々に使っているコストを削減したい
- アジアのビジネスパートナー・ベンダーとの協業(彼らがFeishu/Larkを使っている場合)
Notionの方が向いているチーム:
- 既にNotionを使い慣れたチームメンバーが多い
- 豊富なテンプレートとコミュニティが必要
- 日本語サポートが重要
まとめ
Lark Baseは「Notionの無料代替」として真剣に検討する価値がある。特に無料プランの充実度とLark Flowの自動化能力は、コスト意識の高いスタートアップや少人数チームのPMに刺さるポイントだ。1ヶ月の無料試用で自チームに合うか確認してみることを推奨する。